2007-07-19 桜庭一樹『青少年のための読書クラブ』(新潮社)レビュー 作者名サ行 青年のための読書クラブ作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 86回この商品を含むブログ (254件) を見る “桜の園”という女子ホモソーシャル(笑)の“せかい”に、生成するトリックスター+ファルマコンとしての“王子”さま百年史。文学パロディの枠組みを、ファースとしての女子小説が絶えず揺さぶっているのがいい。文句なく面白い。それにしても、「肉を揺らしてドスドスと走りさった」という表現、男子にゃ書けないよねえ。