下村敦史『絶声』(集英社)レビュー


絶声

絶声

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 やられたーホームランって感じだ。主人公の相続コンゲームの押しかけバディとなる借金取りは最初から出した方がいいし、そもそもブログという装置は必要なのかとも思うけれど、数ある不満も単純明快な逆転劇に霧散霧消する。でも折原一が同じ内容描いたら、もっと意地悪いものになっただろうね。