腐蝕の行動

 
 遅ればせながらこの本を読了したときに、鈴木邦男の訃報を知り、なんともいえない気分になる。赤報隊事件統一教会勝共連合を結ぶラインを知りたかったが、読了して、総じてウヨクたちの蠢きぶりに、日本の知的空間が撓められ汚されいく(それに朝日新聞も屈していく)過程を目の当たりにするようで、不快さを拭えないが、鈴木邦男のこの事件への言及の仕方は、的を射たものだったか、疑問には思う。ウヨク的テロリズム思潮が、この国を腐らせていく、 無念さへのこれは墓標である。