2012-08-02 辻村深月『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)レビュー 作者名タ行 鍵のない夢を見る作者: 辻村深月出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/05/01メディア: ハードカバー クリック: 239回この商品を含むブログ (62件) を見る まあ、別に作者が「直木賞作家」という肩書きでやっていくとは、露ほども思ってないから、文春の編集者を満足させるという意味では、納得する短編集。最後の話は育児ノイローゼを扱うにしても、ストレートすぎて、だったらノンフィクションのほうがいい、ということになる。放火の話と、相田みつおのエピグラフがある話が、いい味を出している。