2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)作者: 北山猛邦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/08メディア: 新書購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (51件) を見る ミステリアス8 アクロバット8 サスペンス8 アレゴリカル7 インプレッシ…
煙が目にしみる作者: 石川渓月出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/02/19メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 日ミス新人賞受賞作。冒頭はおそるおそる筆を進めている感じがしたが、それ以降は快速。人物造型と物語の進め方に…
大絵画展作者: 望月諒子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/02/19メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る 日ミス新人賞受賞作だが、すでにデビューしている作者だけあって、安定感のある書きっぷり。ただ、小説的な余裕が、巧緻…
本日のエピグラフ 「(…)まるで同しものを、『悪し』とも『良し』とも呼ぶんだから、ややこしい話で……」(「鍋屋敷の怪」p.303) 三題噺 示現流幽霊 神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)作者: 愛川晶出版社/メーカー: 原書房発売日: 2011/04/22メディア: …
ロマンス作者: 柳広司出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/04メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (13件) を見る 版元が版元だけに、直木賞狙い、な感じがしないでもないけれども、昭和維新とテロリズムの胎動を、華族社会のしっとりと…
爛れた闇の帝国作者: 飴村行出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/01/28メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (15件) を見る 傑作にしてケッサクだった『粘膜蜥蜴』でみせたインパクトが、持ち重りのある小説…
七人の鬼ごっこ作者: 三津田信三出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/03/19メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (12件) を見る ホラー・サスペンスと探偵小説的興味の融合ということでは、間然するところなし、恐怖を煽るネタが、コケオド…
時代小説で読む日本史作者: 末國善己出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る 時代小説プロパーでない者にとっては、とっつきやすいブックガイド風エッセーである。著者の目論見…
インディアン・サマー騒動記 (ミステリ・フロンティア)作者: 沢村浩輔出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2011/03/24メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る ミステリアス8 アクロバット9 サスペンス7 アレゴリカル7 インプ…
眠り姫とバンパイア (ミステリーランド)作者: 我孫子武丸,MARUU出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/17メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 41回この商品を含むブログ (18件) を見る いいですね。家庭の悲劇ネタをうまい具合にジュブナイル向けに仕立て…
人形遣いの影盗み (ミステリ・フロンティア)作者: 三木笙子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2011/02/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (14件) を見る シリーズ第三集。明治の捕物譚として端正な出来映えだと思う。だんだ…
本日のエピグラフ 「無体、大いにけっこう。戈を止めると書いて武と説く――そんなたぐいの詭弁は俺の性に合わないんでね。武士の本分は太刀打ちの働き、それ一つだ」(「兵法無手勝流」p.50) 柳生十兵衛秘剣考 (創元推理文庫)作者: 高井忍出版社/メーカー: 東…
さよなら、ニッポン作者: 高橋 源一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/02/19メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る 本書の最終章「22 さよなら、ニッポン」で、タカハシさんは、「自然」がなくなってしまった世…