和田誠『ほんの数行』で紹介された、リリアン・ヘルマン『眠れない時代』の一節。。。。。。。。。
アメリカでは、過ちを覚えているのは不健康、それについて考えるのはノイローゼであり、ずっと考えつづけたりすれば精神異常とみなされる。
……しかし、私の知るかぎり、誰ひとりとして、自分は過ちを犯したと進み出て認めた人はいない。そういうことはこの国では必要ではない。かれらもまた、われわれが多くを記憶しない国民であることを知っているのだ。
私のまわりにいるのは、みなアメリカン、ってか。