本日のエピグラフ
「古書に曰く、アミルスタン羊は『唇』が佳いとあります。今夜は唇の蒸し物を、心ゆくまでご堪能いただきたいと考えております」(「儚い羊たちの晩餐」PP251−252より)
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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ミステリアス | 8 |
アクロバット | 9 |
サスペンス | 8 |
アレゴリカル | 8 |
インプレッション | 8 |
トータル | 41 |
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作者の身のやつす方向性が、少女趣味に向かっているのか、その男性作家的思い込みのほうに向かっているのか。過去の名作・傑作へのオマージュという趣向性もさることながら、「北の館の罪人」「山荘秘聞」などの技巧性も純粋に味わいたいもの。