東山彰良『ジョニー・ザ・ラビット』(双葉社)レビュー

ジョニー・ザ・ラビット

ジョニー・ザ・ラビット



  にんげん、じゃないんだもの。そりゃ不都合もいろいろあろうて。はじめは喜劇、やがて哀しき男の行く道。自意識を持ってしまった一匹兎の軽ハードボイルド綺譚。