2009-12-05 矢作俊彦 司城志朗『犬なら普通のこと』(早川書房)レビュー 作者名ヤ行 犬なら普通のこと (ハヤカワ・ミステリワールド)作者: 矢作俊彦,司城志朗出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/10/30メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (8件) を見る 欲望の交通路としての沖縄を描ききった。硬質な文体と、スピーディな展開のなかに、昏く蠢く人間たちの業をシニカルに切りとり、印象的な会話が交わされるラストまで、緊張感が緩まない。