2012-07-28 大門剛明『氷の秒針』(双葉社)レビュー 作者名タ行 氷の秒針作者: 大門剛明出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2012/06/20メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 殺人罪の公訴時効の撤廃というトピックそれ自体を、スリリングに小説作りに活かしているかといえば、留保はつくだろう。そこがサスペンスの主眼ではない。が、クライマックスのドラマに活きてくる。サブエピソードもきっちり描き込まれているけれども、作者への期待値はもう少し高い。