『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』



 
 前シリーズに引き続き、本シリーズもオンエアチェックしたけれども、いやあ大河ドラマでしたね、持ち重りが。NHKでやってるやつよりも、よほど。クライマックスにゆくつれて、ゾクゾク感と感涙が、波状攻撃でやってくる。芸道の至福と恍惚の境地を、幻想の位相で結んで見せた。アニメーショナイズの必然性とカタルシスが直結して、人間の業とその昇華を、凡人にも感得させてくれた。