パンデミックの不分明

 
 2年前、パンデミック進行中の最中に刊行された本ですが、結論から言えば、欧米がいち早く新型コロナを抑え込めたという、いつものオチで、ポンニチのほうはまだずるずる続いてる。まあ、集団免疫はもうすぐ獲得するんでしょうが、この本のなかで、日本の被害の少なさに、過剰に文化的読みこみをしてるのは、ちと痛々しいなあ、と思うけれども、しゃあないか。ヤマザキマリはもうすっかり独立系の文化人だなあ、ほんとに。