2006-10-25から1日間の記事一覧

竹本健治『ウロボロスの純正音律』(講談社)レビュー

本日のエピグラフ そこには、今も云う通り、百二百の探偵小説を組み立てるに足る程の夥しい素材が転がっているのだ。読者は、(中略)読者自身の探偵小説を構成しながら、その幻影を楽しむという、風変わりな遊戯を試みる気になれないであろうか。(「序」江戸…