本日のエピグラフ
そこには、今も云う通り、百二百の探偵小説を組み立てるに足る程の夥しい素材が転がっているのだ。読者は、(中略)読者自身の探偵小説を構成しながら、その幻影を楽しむという、風変わりな遊戯を試みる気になれないであろうか。(「序」江戸川乱歩、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より)
- 作者: 竹本健治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/22
- メディア: 単行本
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ミステリアス | 9 |
アクロバット | 9 |
サスペンス | 8 |
アレゴリカル | 9 |
インプレッション | 8 |
トータル | 43 |
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『黒死館』の前では、実践あるのみ、なんだなあと改めて実感しますですよ。偉大なるこの玩具箱、大事なものは、中に入っている玩具ではなく、これを収納できる「箱」そのもので。にしても、三、二、一と来て、次は〇であるならば、だったらその場合は、小文字のタケモトが被害者になるのかなあ。ていうか、そうでないと、いままで殺された方々が可哀そう(もちろん殺した方々も・笑)。