2011-12-12から1日間の記事一覧

三津田信三『生霊の如き重るもの』(講談社ノベルス)レビュー

本日のエピグラフ 「あいつは日本の各地方に伝わる怪異譚の蒐集を生き甲斐にしている奴で、(…)その話の全てを相手が喋り切ってしまうまで、絶対に諦めずに取り憑き続けるという悪癖を持つ、何とも恐ろしい奴なんだよ」(「顔無の如き攫うもの」p.311) 生霊の…