それでは、倍率ドン!
作者名 ・題名 | 倍率 |
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伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」(文學界六月号) | ×5 |
鹿島田真希「ナンバーワン・コンストラクション」(新潮一月号) | ×2 |
島本理生「大きな熊が来る前に、おやすみ。」(新潮一月号) | ×3 |
中原昌也「点滅……」(新潮二月号) | ×5 |
本谷有希子 「生きてるだけで、愛。」(新潮六月号) | ×10 |
作者名 ・題名 | 倍率 |
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伊坂幸太郎 「砂漠」(実業之日本社) | ×2 |
宇月原晴明 「安徳天皇漂海記」(中央公論新社) | ×5 |
古処誠二「遮断」(新潮社) | ×4 |
貫井徳郎 「愚行録」(東京創元社) | ×10 |
三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」(文藝春秋) | ×5 |
森 絵都 「風に舞いあがるビニールシート」(文藝春秋) | ×3 |
…………ええと、これで、いま手持ちのこども銀行券が壱萬こども円あったとして、まず「砂漠」に五千こども円、「遮断」に参千こども円、「生きてるだけで、愛。」「八月の路上に捨てる」にそれぞれ壱千こども円…………って、ひとりブックメーカーやって、どおするの。――いや、こういう文学賞予想って、いろいろと“屈託”を引き受けざるをえないじゃないすかー。……ま、請われてやっているわけじゃないんすけど。で、まあ、そういうこと諸々を含めての、こども銀行券なわけですよ、お客さん!…………ともあれ、鹿島田さん伊坂さんが栄誉に浴するように。