東野圭吾『夜明けの街で』(角川書店)

夜明けの街で

夜明けの街で



 
もっと、村上春樹をパロってもいいのに。でも、まさしく“不倫”をめぐる物語で、性愛を“原罪”と安易に結びつけるスケベな手口とは、ウン百万光年隔たった、ちょいブラックなお話。