福永信『コップとコッペパンとペン』(河出書房新社)レビュー

コップとコッペパンとペン

コップとコッペパンとペン



 
文学賞受賞作。それと信じられている、通俗的な“物語”の諸々が、交通事故的に繋ぎ合わされている印象。“人間”を外面的存在に定位させることで、小説視点のラディカルさを自己主張しているよう。