本日のエピグラフ
(前略)編集の妙とでもいうのかなあ、必要に応じて、長い噺をはしょることもできるし、短い噺を
道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳 [ミステリー・リーグ]
- 作者: 愛川晶,解説・鈴々舎わか馬
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2007/08/23
- メディア: 単行本
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ミステリアス | 8 |
アクロバット | 8 |
サスペンス | 7 |
アレゴリカル | 9 |
インプレッション | 8 |
トータル | 40 |
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作者復帰作(って、でもこの程度のインターバルだったらザラにあるのだけれども)は、『夜宴』『巫女の館の密室』などの“奇想”系本格ではなく、“趣向”系とでもいうべきもので、『カレーライスは知っていた』などに連なるもの。だけれども、“趣向”の妙よりも、「噺」というものが、ナラティブであるものから、テクスチュアルな手触りをもつものとして感得されるのが、面白かった。