歌野晶午『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』(光文社カッパノベルス)レビュー

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)


 
ミステリアス8 
クロバット8 
サスペンス7 
アレゴリカル8 
インプレッション8 
トータル39  


 なんというか、ベテランの風格、って感じです。必要以上に重くならないのは、やっぱり語り口の上手さ。途中まで読みすすめて、どうオチつけるんだろー、と思ったけれども、巧い具合にホームドラマに落ち着けました。実は、隠れた目論見として、作者なりの警察小説のかたちを試案していたのでは、と勘繰る。