真保裕一『アマルフィ』(扶桑社)レビュー

アマルフィ

アマルフィ



 ひさびさにストレートなサスペンス。イタリアでの誘拐事件の収拾にあたる外交官が、政治テロの陰謀に巻き込まれることになる。さすが大家の余裕を感じさせる一作。黒幕はややステロタイプかな。