- 作者: 門井慶喜
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/12/05
- メディア: 単行本
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3年ぶりですか。内容の濃いシリーズなのにさびしく感じなかったのは、作者がコンスタントに作品を発表しているからだろう。美術品、骨董品の来歴をめぐるミステリーが、人々の“物語”を照射する結構が、前作よりも強くなってきているが、人情話的なものとは違い、喜劇的な「どちらが属国」と、意表をつく“物語”のカタルシスが味わえる「レンブラント光線」がツボ。