津原泰水『バレエ・メカニック』(早川書房)レビュー

バレエ・メカニック (想像力の文学)

バレエ・メカニック (想像力の文学)



 イメージの奔流に、理詰めで陰影を与えたという感じ。とっつきがいいほうではないけれども、小説世界にひたれば、作者の美学的意識のありようが、なんとなく見えてくるような。