石持浅海『君がいなくても平気』 (光文社カッパ・ノベルス)レビュー

本日のエピグラフ

 今までだって、決して論理的ではなかった。自分がやったのは、思いつきを証明する努力だ。しかしここからは、さらに発想を飛躍させる必要がある。(…)(P222より)

君がいなくても平気 (カッパ・ノベルス)

君がいなくても平気 (カッパ・ノベルス)



ミステリアス
クロバット
サスペンス
アレゴリカル
インプレッション
トータル43


 タイトルと作者のことばは、ダブルミーニング。うふふ。相変わらずサスペンスの演出が、意表をつくトコロを狙っていて、とってもよいです。こういうかたちの愛だってある、かどうかで、また難癖つけられそうな、カッコ笑い。