- 作者: ヘンな間取り研究会
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2010/02/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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間取り図の原稿の不正確さの故か、それとも実際にそうなのか。パオロ・マッツァリーノさんが言うとおり、日本で買える住宅なんて、資産じゃなくて消費財ですけれども、終の棲家といわずとも、当面のあいだの居場所であることは間違いない。だからこそ、間抜けさ加減に味わいが出てくるのです。たぶん、立地条件と設計(を発注した)者の自己主張とその他もろもろの浮世のしがらみが化学変化を起こして、こういう物件ができたのだろうけれども。そこのところを想像しても、じゅうぶん愉しめます。だけれども、ルコニって。ルコニーって。三角のおうちのプチ悲惨さをあらわしていますです。でも、渚のバルコニーの家には住んでみたい。