二階堂黎人『誘拐犯の不思議』(光文社)レビュー

誘拐犯の不思議

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トータル37


 なんだか80年代の土曜ワイド劇場を見ているような感じで。作者のアナクロな語り口が、裏目に出たと思う。ここは、誘拐事件の動的な展開を、もっと読みたかった。