飛鳥部勝則『黒と愛』(早川書房)レビュー

本日のエピグラフ

 「和洋折衷の日本城郭なんて想像もつかない」/「建築にフリークがあるとしたら、まさにあれだよ」(p.21)

黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)

黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)



ミステリアス
クロバット
サスペンス
アレゴリカル
インプレッション
トータル43


 いやー、てっきりエントリをあげているもんだと思ったら、まだだった。読後感は強烈だったのに、それで満足してしまったか、印象が急に薄れたか。ゴシックホラーと本格ミステリの融合、というかすれ違いといったほうが正確かもしれないけれども、ジャンル小説の結構に対するノンシャランぶりは、やっぱり魅力。