三木笙子『人形遣いの影盗み』(東京創元社)レビュー

人形遣いの影盗み (ミステリ・フロンティア)

人形遣いの影盗み (ミステリ・フロンティア)



 シリーズ第三集。明治の捕物譚として端正な出来映えだと思う。だんだんと探偵小説的傾斜が、パロディの方向に付いてきたのではないか。質的に安定しているので、次回は長編を。