友井羊『ボランティアバスで行こう!』(宝島社)レビュー

ボランティアバスで行こう!

ボランティアバスで行こう!



 デビュー後第一作は、連作短編集で、効かせたギミックが、主題性とカタルシスに直結して、いい感じ。それぞれの人生の交錯が厚みを持っていて、作風の幅を予感させる。コンスタントに新作を、是非。