本日のエピグラフ
「部屋なぞ、好きなだけ見られるさ。外界と部屋を分けているのは、薄い扉一枚だ。そんなもの、俺が蹴破って……」(「誰もいない部屋」p.273)
- 作者: 大倉崇裕
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/08/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ミステリアス | 8 |
アクロバット | 9 |
サスペンス | 8 |
アレゴリカル | 8 |
インプレッション | 9 |
トータル | 42 |
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趣向がイカしているシリーズ短編集。話を重ねるのにつれて、ギミックが濃くなっていくのが、花マルです。ひとを食ったような味わいを出しながら、ミステリーの構築性を堪能させる力量は、相変わらず頼もしい。今年は作者の本が多く出て良かったな。