東川篤哉『純喫茶「一服堂」の四季』(講談社)レビュー

純喫茶「一服堂」の四季

純喫茶「一服堂」の四季



 あれ、もしや講談社から上梓するのは初めてなのかしらん。メフィストを意識したようなバカトリックが、当節はやりの専門店系ミステリへの愛と悪意あるパロディの要素を強調しているような感じがして、さて引っかかるウブな読者はどれだけいるのかな。ツボにはまるのは、やっぱ、掉尾を飾るアノ話(笑)。