菅野完『日本会議の研究』 (扶桑社新書) レビュー

日本会議の研究 (扶桑社新書)

日本会議の研究 (扶桑社新書)



 参議院選挙まえに、読んでおきたい本だよねえ。日本会議という宗教右派と右派系各種団体のアソシエーションが、現政権に影響を与えるにいたった、隠された戦後史だ――って、ムカシから保守論壇誌に目を通してた者にとっては、なんというか、どうしてこんなバカが雑誌に物書けるの(笑)という事例に仰山遭遇していただけに、ああこういうことか、と、いたくナットクしたのでした。まあ、反左翼なる情熱をめぐるドラマとしても、重厚な面立ち。