岡本裕一朗 『哲学の世界へようこそ。: 答えのない時代を生きるための思考法』(ポプラ社)レビュー


 高校生・大学生用のテキストという扱いであれば、こんなものかなあ、とも思うけれども。最初のコピペの話でアタマにでっかく「❔」の文字が浮かんだけれども。学生リポートのコピペ問題で、この世にオリジナルなものはない的なシニシズムが顔を出すとは思わなんだ。ほかのお話は、うまいことまとまってる感じを受けるけれども、読んだ学生が、結構マトモな返しをしてくるんじゃないの。