志村覇権の大勝負だあ

 
 この本を今よんだけれども、よかった。志村けんの常識人的なところと、職人気質的なところ、そしてドリフや母へのリスペクト、すべて伝わってくる。加藤茶の序文も泣かせるね。ただ、志村けんの芸人としてのブレイクが、人気グループの補充メンバーだったという時点で、かなり屈折したものがあったのだろうし、思ってみれば、「ひょうきん族」だけでなく「全員集合」にも、「ごきげんテレビ」は勝って、志村の芸人覇道は始まったのだな、と思うことしきり。