- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (68件) を見る
狂セリ“日本文学”の末路は如何? 待てば海路の日和がありやなしや、それでも巨船=虚船は航行し続ける。にしても、“日本文学”史の現在過去未来が<文学>になるのだったら、<文学>って、そういうイミでも自己準拠性のやっぱり産物だったりする、となると、<文学>におけるオートポイエーシスの能力が、“日本文学”は衰退しているってことになり、でもそれって、果たして<教養>に還元できるのかしらん――という意味でも、作者の傍若無人の狼藉っぷりは、やっぱり余人を以て変えがたい。