本日のエピグラフ
「(前略)その祟りの度合いが、もし物凄いものだった場合、その家が無事に存続するよう、逆に淡首様は図るんじゃないかと思う」/(中略)/「もちろん、
- 作者: 三津田信三
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 108回
- この商品を含むブログ (139件) を見る
ミステリアス | 10 |
アクロバット | 10 |
サスペンス | 9 |
アレゴリカル | 10 |
インプレッション | 9 |
トータル | 48 |
---|
『厭魅の如き憑くもの』『凶鳥の如き忌むもの』につづく第三弾だけれども、この連作シリーズは、小説空間内のナラティヴな地平とその<外部>が、なんというか絶えず主従を逆転し合っているというか、なんとも微妙な拮抗のうちにプロットが進行しているような感を覚える。京極夏彦における「妖怪」が