2008-03-13 筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』(新潮社)レビュー 作者名タ行 ダンシング・ヴァニティ作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 121回この商品を含むブログ (99件) を見る ゲーム的リアリズムを、反復強迫の位相へ落とし込むのは、この人ならではの“悪意”。白いフクロウが作品空間内を出没するのは、“終わり”がその内実を喪失しているからか。で、そこのトコロを老境小説へとつなげるのも、このひとらしいといえば、そう。