鳥飼否宇『官能的 四つの狂気』(原書房)レビュー

本日のエピグラフ

 「(…)人間は大別すると二種類に分類できるってご存じですか? (…)」/(…)/「(…)ちょっと変態がかった人と大いに変態がかった人です。(…)」(P262〜P263より)

官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)

官能的――四つの狂気 (ミステリー・リーグ)


 
ミステリアス8 
クロバット9 
サスペンス7 
アレゴリカル8 
インプレッション9 
トータル41  


 ダブルミーニングが主題です。というだけではないんですが、もちろん。しかし、あらためて思うのは、フェティシズムっていうのは、“顔”と直面するのを避ける思考様式なんだなあ、と。いや思考様式って。