有栖川有栖『火村英生に捧げる犯罪』(文藝春秋)レビュー

火村英生に捧げる犯罪

　

ミステリアス	８
アクロバット	８
サスペンス	７
アレゴリカル	７
インプレッション	７
トータル	３７

　なんといっても、「あるいは四風荘殺人事件」の屈折ぶり(！)。あと、「雷雨の庭で」のちょい奇想っぷりが。掌編のほうが、小ネタに相応しいサイズである分、バランスのよかった印象がある。