谷崎由依『舞い落ちる村』(文藝春秋)レビュー

舞い落ちる村

舞い落ちる村



 純文学フィールドの有力新人。彼岸と此岸の往還を、自意識と無意識のあわいを見据えながら、繊細に叙述していく。宗教的なるものに、また新しいアプローチを示してくれそう。