本日のエピグラフ
「では、私が依頼すればいいわけか。それなら君の名分もたつしな」/(…)/「どういう意味? あなたは探偵なんでしょ。探偵が探偵に依頼するなんて聞いたことがないわ」(「むべ山風を」p.132)
- 作者: 麻耶雄嵩
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: 単行本
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ミステリアス | 9 |
アクロバット | 10 |
サスペンス | 8 |
アレゴリカル | 10 |
インプレッション | 10 |
トータル | 47 |
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な、なんて典雅な、この皮肉。知的に洗練されている、というホメ文句すら、嘲笑されているかのようだ。彼女に世界一悲壮/悲愴/皮相な探偵の称号を与えたいくらい。こちら読者も作者にいい様にされましたし(泣笑)。個人的には、鮎哲のありえたかもしれない可能性を、作者が体現しているのでは、という思いが強まってくるけれども。