クルーガーのは、いやはやじっくり読ませて飽かせない。基本的にアメリカの原罪と対峙するような小説には、弱いんですよ。そこのところは、説得力がすごくあって実に満足しました。ル・カレの新作は、アクチュアルな主題を捌く手際を味わいたい。にしても、諜報小説が諷刺風俗小説っぽいニュアンスが出ているのは、いかにも巨匠っぽいなあ、と。コニントンは、ある程度の訳出が恃まれるけれども、この作品を出したのは……個人的には、面白かったけれども。動機もシリアスだし。
★★★★★…………面白い!
★★★★…………読み応えあり。
★★★…………一応、満足。
- 作者: ウィリアムケントクルーガー,William Kent Krueger,宇佐川晶子
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- 作者: ジョンル・カレ,John le Carr´e,加賀山卓朗
- 出版社/メーカー: 早川書房
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- メディア: 単行本
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- 作者: J.J.コニントン,J.J. Connington,板垣節子
- 出版社/メーカー: 論創社
- 発売日: 2014/12/02
- メディア: 単行本
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