小林泰三『ドロシイ殺し』(東京創元社)レビュー



もうここまでくると、作者の目論見が奈辺にあるのか、凡人にはわかりにくくなるわけで。SFミステリ的興味からみれば、まだ大団円となっていないみたいで。ただまあ、世界の構造自体をいろいろと推測してみたりするという愉しみはある。が、もうちと短くていいかな。