- 作者: 畠中恵
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2006/01/14
- メディア: 単行本
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ミステリアス | 7 |
アクロバット | 7 |
サスペンス | 8 |
アレゴリカル | 7 |
インプレッション | 7 |
トータル | 36 |
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人情話とミステリをファンタジーで止揚させる作風をもつ作者が、ファンタジー的要素を排し、替わりに政治という泥臭いセカイを持ってきた作品。探偵の“依頼”が、“陳情”というふうに置きかわるわけですね。ただ、作者自身が「日常の謎」ミステリに安住するつもりはなかったらしく、コミックケイパー風に展開したり、“父帰る”の世界を持ってきたりと、ヴァラエティに富ませているけれども、波乱万丈というにはやや物足りない感はある。プロットが直線的なのが原因かな。なんやかんや言っても、シリーズ化してほしいですね。