柴田よしき『小袖日記』(文藝春秋)レビュー

小袖日記

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猫が出てくるタイムスリップ(?)もの。いやでも、上手いよなあ。「葵」は泣ける泣ける。「明石」のラストは余韻たっぷり。本格ミステリ仕立てで統一しなかったのは奏功した格好。でも、なんだか、一昔前のコバルトっぽい、て感想は、あまりにもベタなんでしょうか。