石持浅海『耳をふさいで夜を走る』(徳間書店)レビュー

耳をふさいで夜を走る

耳をふさいで夜を走る



 右派シュミット的政治意識をサイコ・スリラーの範型を用いて揶揄した感じの小説。ニーチェというよりかは。敵と戦う者は、自らも敵とならぬよう心せよ、てか。