鈴木光司『エッジ 上・下』(角川書店)レビュー

エッジ 上

エッジ 上

エッジ 下

エッジ 下



 原点回帰。まさかウィトゲンシュタインが引用されるなんて、思わなんだ。なんとなく、前世紀末の高橋克彦せんせいのアグレッシブぶりを想起いたしました。にしても、実際に危機的状況にあるこの世界で、このお話がどれだけ訴求するのか、ちょっと心配。