- 作者: 遠藤 武文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/03/17
- メディア: 単行本
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近年乱歩賞が輩出した人のなかでは、最も気になる存在で、前作『デッド・リミット』は、B級テイストを満喫させてくれるけれども、どうも作者にとっては正攻法だったらしく、なんというか、ちょい天然オフビートなところが、どうにも気になる気になる。本作も警察小説っぽいタイトルだけれども、内容は本格ミステリです。で、出来はいいのだけれども、どうも小説の持ち重りがあまりない。端的に言えば、警察小説のパロディっぽい感じなんだけれども、作者はたぶんマジメなような気がする。うーん。