2012年8月版



 『サファリ』は、南アフリカのミクロコスモスを覗く興味が大だけれども、定石的な展開がダレないのがいい。PR文の強気ぶりがわかる。ローザンのは邦題がいい感じ。得体のしれない敵に振り回されるポジションからの逆襲ぶりにサスペンスの焦点が絞られる。『闇と影』は、大英帝国の歴史の闇を描き、影に潜むイングリッシュ・モンスターの姿を浮かび上がらせる。


★★★★★…………面白い!
★★★★…………読み応えあり。
★★★…………一応、満足。


流血のサファリ 上巻 (RHブックス・プラス)

流血のサファリ 上巻 (RHブックス・プラス)

流血のサファリ 下巻 (RHブックス・プラス)

流血のサファリ 下巻 (RHブックス・プラス)

★★★★


この声が届く先 (創元推理文庫)

この声が届く先 (創元推理文庫)

★★★★


闇と影 (上) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

闇と影 (上) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

闇と影 (下) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

闇と影 (下) 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

★★★★