2008-02-22 早見裕司『となりのウチナーンチュ』(理論社)レビュー 作者名ハ行 となりのウチナーンチュ作者: 早見裕司出版社/メーカー: 理論社発売日: 2007/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (10件) を見る 沖縄の“リアル”というより、沖縄の“コモン(‐ネス)”を語るというコンセプトは、十分効果をあげている。成長小説としての側面はいわずもがな。政治的意識とバナキュラーな超越性が交錯しているイメージが頒布されている沖縄だけれども、それだけに、新しい語り口を試すのにはやりがいのあるテーマなのかもしれない、とふと思う。